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施工事例
菓子製造ラインで使用する鉄製の金型に、離形目的のためフッ素樹脂コーティングを行ったが
すぐに剥がれてしまい耐久性面で問題を抱えている。
剥離する要因として、プライマー(金属と接着する樹脂)の耐熱性が低く熱による劣化が激しいことが挙げられる。
一般的に、鉄に使用できる食品衛生法認可のプライマーは、PTFE樹脂(耐熱が高いフッ素樹脂)ベースのプライマーかつ水系の物しかなく、鉄素材には錆びるため使用できません。そして、錆びない溶剤系のプライマーは、FEP樹脂(耐熱が低いフッ素樹脂)がベースの物しかないので、耐熱耐久が悪い問題がありました。そこで当社では、食品衛生法認可品で、鉄が錆びない、そして耐熱が高い特殊なプライマーをテストし、長寿命を延ばすことに成功しました。
※アルミ製は水で錆びないので水性PTFE(高耐熱)を使用します。
今までは、コーティング寿命が短いため再コーティングを都度行う必要があり、コスト面で課題がありました。
この度、耐熱性の高い特殊プライマーを採用したことで、耐久性が飛躍的に向上し評価は良好でした。
また、提案したKP-4618M-2は、塗膜表面のフッ素樹脂の純度が高いため非粘着性の効果が高く、耐久性面以外でも評価いただけました。