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施工事例
フッ素樹脂でコーティング後、製品を洗浄する工程でアルカリ性薬液を使用するとコーティングが剥離してしまう
剥離する要因として、フッ素樹脂コーティングのプライマー(金属と接着する樹脂)は、アルカリ性に膨張するものが多く、濃度によってはすぐに剥離してしまうことがあります。また、塗装部のピンホール(小さな穴)からアルカリ液が浸透してしまい、やがて塗膜を内部から押し上げ剥離してしまうケースもあります。
そのため、アルカリ液に強い特殊プライマーを採用いたしました。
(図)フッ素樹脂コーティング 塗膜構造
特殊プライマーを採用した結果、薬液の浸透速度を抑制することができ、製品寿命が向上しました。
樹脂の種類により、耐薬品性などの特性は、千差万別のため選定を誤ってしまうとこういったトラブルに発展してしまいます。当社では、お客様と使用環境(使用する薬液・温度・環境)についてヒアリングを丁寧に行い、使用する樹脂の選定をし、こういったトラブルを未然に防ぎます。